商品のあゆみ

the Past, the Present, and the Future

田中鉄鋼販売は創業から今まで、角パイプをはじめ、より多くの商品を取扱い、今日まで成長して参りました。
その中から特に、田中鉄鋼販売の成長に影響を与えた思い出の商品を会社のあゆみとともにご紹介いたします。

1974
昭和49年(1974年)

主な出来事

  • ・佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞
  • ・ハローキティが誕生
  • ・長島茂雄(巨人)現役引退
  • 昭和31年前身である田中徳右衛門パイプ商店設立
  • 昭和41年土浦営業所を開所
  • 昭和45年羽生支店で営業開始
黒電話「RRRRR...」 そろばん

大型流通センター(現在の関東支社)の原型完成、そして始まりへ

関東平野の中心に位置し、流通販売の拠点として機能を果たせる将来性を感じ、埼玉県羽生市に拠点を構え当社の歴史がスタートしました。第一期羽生倉庫完成(昭和45年9月)より3年7か月後の昭和49年4月に第二期工事が完了しました。 在庫能力1万5000トンと当時としては北関東最大級の規模を誇る大型流通センターが立ち上がりました。

Hot Topic

ユニバーサルボックスの登場

羽生倉庫の完成披露パーティーを関係者を招いて開いた際、パーティー会場の一角に並べられた商品の一つが「ユニバーサルボックス」です。
ユニバーサルボックス(UB)とは、19.0×400×200のチャンネルを2か所溶接した商品です。現在は製造販売されていませんが、当社の倉庫や看板の柱として大きな地震もものともせず、今なお主柱としての役割を果たしています。

その後、当時パーティーに出席されていた関係者がたびたび当社に訪れ、研究を重ねたことにより2年後に大量生産が可能なロールフォーミングが日鉄建材株式会社より生産されました。
今の建築用柱材の主流となるコラム(大径角形鋼管)の幕開けとなります。

ヨイショ!!

当時は倉庫の高さを最大限に生かし、鋼材を高く積み上げ在庫を保有しておりました。

今では考えられないような時代を感じさせる積み上げ方でした。

当時の注文は、その場で手書きの伝票をきる作業の繰り返し。

多いときには受付に十数名並ばれることもあり、焦ってしまうこともしばしばでした。

  • 昭和51年仙台支店が営業開始
Break Time!

昭和58年 8月10日 10時51分 100万トン達成記念

住友金属工業、鹿島製鉄所において軽量H形鋼(LH)が製造100万トンを達成しました。
その商品を当社へお祝いの垂れ幕を掲げて納入していただきました。
当時はお祝や縁起を担いで景気をつける風習があり、
新年初めの納入の際も笹の竹などに”初荷”と書かれた大きなのぼり旗をなびかせていました。
勢いを感じる時代の1コマです。

100万トン達成記念
1986
昭和61年(1986年)

主な出来事

  • ・上野動物園のジャイアントパンダ、
    トントン誕生
  • ・伊豆大島の三原山が噴火
  • ・英チャールズ皇太子とダイアナ妃が来日
Hot Topic

オーストラリア製の“カラー角パイプ”取扱い開始

オーストラリア製カラー角パイプ

昭和61年の春頃、とある商社からオーストラリア製カラー角パイプ取扱いの話があり、
翌年よりカラー角パイプを輸入を始めました。
1年にわたり販売しましたが、厳しい輸送環境のため、品質管理に悩まされることもありました。

オーストラリア製カラー角パイプ
1988
昭和63年(1988年)

主な出来事

  • ・東京ドームが完成
  • ・東北新幹線・上越新幹線開業
  • ・竹下改造内閣発足

羽生倉庫の第四期工事完成、落成式

昭和63年10月、第一期工事より実に18年という年月を重ね、第四期羽生倉庫が完成しました。
それを記念し、完成披露パーティーがバブル景気の時代を象徴とする華やかでちょっと贅沢なお祝いムード一色で行われました。
目玉の新商品として日本製カラー角パイプが倉庫に並び、業界内外に大きく影響を与えました。

金板 法被
Hot Topic

日本製の“カラー角パイプ”取扱い開始

日本製カラー角パイプ

輸入カラー角パイプの経験を活かして製造メーカーである川鉄金属工業とタッグを組み、
日本製カラー角パイプを他社に先駆け、販売をし始めました。
これが後にカラー角パイプの普及やさらなる発展に一役かったのではないでしょうか。

日本製カラー角パイプ
Break Time!
電卓

ある年末の大掃除にて”お宝??発見”

物置を片付けていたら奥の方から見たこともない一風変わった計算機が2台出てきました。
今でこそPCソフトなどの普及で当たり前にできる計算も当時はより効率化ができるように電卓を使った鋼材取り合せ機や重量計算機が発売されていたようです。
当社では当時もあまり活躍していなかったようですが・・・。

1995
平成 7年(1995年)

主な出来事

  • ・ゆりかもめ開業
  • ・Windows 95発売、ヒット
  • ・PHSサービス開始
Hot Topic

“カラースモール”取扱い開始

カラー角パイプの販売実績と経験を生かし、平成5年にカラースモールの取扱いを始めました。
当初は韓国から素管を輸入し、国内で塗装を行い販売していましたが、 平成7年には韓国でカラー塗装までされた完成品の輸入・販売に移行しました。

ここでもまた慣習や取扱い方の違いにより品質管理にたびたび悩まされましたが、
取引を何度も重ねながら今では当社の取扱い商品の代名詞の一つになるまでになりました。

日本製カラー角パイプ
Future

現在、そして未来の田中鉄鋼販売へ

今、私たちが当たり前のように取扱っている商品は、先人たちの発想や努力の積み重ねによってつくられたものであり、当時を知る人たちが数少なくなっている今、
田中鉄鋼販売と商品との深いかかわりを今一度振り返って未来への糧にし、
さらなるチャレンジ精神を持ち続け販売に取組んで参ります。

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